痛車の作り方

LTの枕話で痛車の話をすることが多いのでどうも最近痛車の人ということを書いて頂ける様に
なってよかったのやらどうなんやらといったかんじです。


うちのお車のスペック

ベース車両は日産シルビア(S15) 貼っているキャラは初音ミク
ボディーカラーが黒なので全体的にかわいいかわいいした感じの仕上げ方はむずかしいので
比較的かっこいいミクということで全体をデザインしています。GT300の808号車も*1同じ黒
ベースなのですが、キャラを大きく持って来ていること、ベースに大きめのポイントを打つ
ことで全体的に派手な印象になっています。

写真はascii.jpさんに取材されたときのを
http://ascii.jp/elem/000/000/402/402412/index-4.html
(まんなかあたり)

この車両を仕上げたのは2008年11月ごろ。そのときのお話。

その1 メインとなる画像選び


メインとなる画像を選びます。最近ではpixivやピアプロニコニコ動画からお気に入りの絵を
探して行きます。ときにはgoogle画像検索を使い、ひたすら探します。pixivやピアプロなどの
サイトにはライセンス形態も載っていますので、そこでライセンスの状態をクリアにして行く
ことも同時に行います。*2
例えばパッケージに使われてる絵など公式の絵を利用するとなるとメーカーにOKを取るという
作業も必要になります。メーカーサイドもある種の広告と割り切っている部分もあるので、グ
レーゾーンではありますが、無許可でも大きな問題にならないことがほとんどです。
逆に、企業から依頼される場合もあります。これは極々希な例ですが、メーカーより直接依頼
を請け、一定期間公式車両として広報活動に参加する代わりにグラフィックデータの提供を受
けることもあります。*3
ライセンスのお話が一番難しいところです。

その2 デザインを決める


うちの車両を仕上げるときには@sakura32にお願いして、色々デザインを行いました。
基本的な作業としては、車の写真に利用する絵を合成して行くことを行います。このときに絵
以外に文字を入れたりするのであればそれらのデータも作成していきます。
うちの車両の場合はサイドの写真、リアの写真に大してフォトショップでグラフィックを合成
して行く作業を行いました。このときにリアの絵に添えているメルトの英語歌詞のデータの作
成も行いました。

その3 ステッカーの作成


痛車にはってあるステッカーには色々なものがあります。フルカラーステッカーであれば、業
者に依頼してしまえば作業は完了です。カッティングシートを利用して単色のステッカーを作
るのであれば、自分で手切りしたり、プロッターと呼ばれる機械を利用して作成します。
値段的にはフルカラーステッカーであれば1m×1mのサイズで5000円台から作成可能です。
カッティングシートを利用するのであれば原材料費1m×1mのサイズで2000円台+手作業
する手間と時間が必要になります。

その4 施工


印刷したステッカーであれば無駄な部分を切り取り車両への貼付けを行います。もののサイズ
にもよりますが2人掛かりで半日〜1日で可能です。ドアノブなどの部分の貼付けなどが入る
と時間がかかります。
洗剤入りの水を貼付け部にスプレーしてその上から貼り付けエアー抜きをします。プラモデル
デカールの貼り方と同じです。

予算的なお話


うちの車両を作るときにかかった費用はサイド/リアの施工で結構無駄使いして2万円程度。
印刷時後にグラフィックを切り離してしまうので一枚の紙に出来るだけ詰めておけばもうちょ
っと安く仕上がります。

というわけでそろそろ張替え時期です


大体1年くらいでステッカーも劣化してきますので張替え時期になります。人によっては半年
やイベントごとに張り替える人もいますが人それぞれです。ちょうどうちの車も1年近くなっ
てきたのでそろそろ張替えモード。
これからゆっくり時間をかけてデザインやらを詰めて行く作業を行って行きます。
ミクデザインから次は何にしようかと色々と検討中。IT系痛車ってことでじゃばこ(仮)姉さま
ベースのデザインもやってみたいなぁとおもってたりします。まぁどちらにせよもうちょっと
先の話になりそうです。

*1:BMW Z4のミク痛車

*2:絵の作者にコンタクトを取ってOKをもらうなど

*3:ExitTunesのウマウマインプレッサとか